映画俳優の高倉健(83)さんが、悪性リンパ腫のため東京都内の病院で死去したことが11月18日に明らかになりました。
高倉健さんと言えば、数々の映画で名役をこなしてきた日本の「映画スター」です。
テレビドラマなどにはほとんど出演せず、自らを「映画俳優」と呼ぶほど映画での役にこだわってきました。生涯の映画出演作は205本にも及びます。
最後の作品となったのは、2012年の秋に公開された「あなたへ」(降旗康男監督)になりました。
田中裕子(59)が演じた亡き妻の面影をたどり、富山から九州まで自らハンドルを握り、旅をする刑務官を演じ、同年の報知映画賞主演男優賞を受賞しました。
2014年8月にはアメリカの映画俳優ロビン・ウィリアムスさん(63)も亡くなられて、名俳優たちの訃報が続き、これからもうこの方達の新しい映画が見れなくなると思うと、悲しくなりますね。
私にとって高倉健さんの映画で一番印象的だったのは、名作「幸福の黄色いハンカチ」です。
主演の高倉健さん演じる不器用な男・島勇作、武田鉄矢さんが演じるダメ男だけどなんだか憎めない鉄矢、桃井かおりが演じる明るくも女性らしい朱美、そして夫の帰りをずっと待っていた倍賞千恵子さん演じる慎ましく寄り添う日本人女性の鏡とも言える光枝さん…。
どれも素晴らしいキャラクターで、ストーリーも面白くて目が離せなく、そして感動的でした。
不器用で漢らしい健さんの演技がこれから見れなくなるのは残念ですが、たくさんの感動をありがとうございます。
ご冥福をお祈りします。
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